給料を増やす9つの方法

「給料」と「給与」の違いを知る

「給料」と「給与」を混同されている方も多いと思います。「給料」と「給与」の違いはわかりますでしょうか?みんな給料を増やしたいと思っているわけですが、先ずは給料と給与を正しく理解していきたいと思います。

まずは「給与」。
毎月給料日に給料が振り込まれます。しかし、実はこれがすでに「給料」ではなく、「給与」なのです。「給与」とは、会社から支払われるすべての労働の対価のことを給与と言います。

一方「給料」とは、会社から支払われる金額から、残業代や各種手当などを引いたもの。「基本給」のことを給料と言います。
給与は給料よりも範囲が広く、残業代や手当、ボーナスといった会社から受け取る報酬がすべて「給与」である、ということです。

他人と比べて給料(基本給)が高くても給与が低いという事がありますので、皆さまが求めているのは給料ではなく、給与を増やしたいという事になります。また、給与はボーナスなどがあると月により異なります。
したがって皆さまが増やしたいものは年収と言えるかもしれません。

年収を増やす9つの方法

年収(給料)を増やす方法は下記の9つです。これらを効果的に使い自分のキャリアアップを目指して下さい。
1.昇進する
2.会社と交渉する
3.残業する
4.転勤する
5.副業する
6.スキルや資格を取る
7.投資する
8.起業・独立する
9.転職する

年収(給料)を増やす方法は9つあるのですが、ここでは転職して年収(給料)を増やす方法を解説します。皆さまは採用する側の会社だったとします。
皆さまは毎年転職を繰り返しているような方を採用したいと思いますでしょうか?
採用しないですよね。
実は会社は1人採用するのにその人の年収の30%以上もの費用をかけて採用活動をしています。年収400万の方だとすると120万以上の費用がかかっています。1~2年しか勤めそうにない人は採用したくないと考える企業が多いのもわかるのではないでしょうか。

いくら転職で年収(給料)が上がるとはいえ、転職ばかりしていてはその内採用すらされなくなってしまいます。
まだ転職を一度もしていない人は最低3年、出来れば5年以上勤めた方がいいでしょう

では、次ですが最初の会社で10年働いたとします。二つ目の会社は2年で辞めてしまいました。このケースは比較的転職が出来る場合が多いようです。会社が合わなかったなどの話はよくある事ですので一度の失敗であれば目をつぶってくれる事が多いようです。但し最低1回は長期間勤めている必要があります。

最後のケースとして考えて欲しいのですが、50歳で転職しょうと考えている人がいます。この方は7つの会社で働いた経験があるとします。皆さまは採用しますでしょうか?
7回も転職をしていると、また辞めてしまいそうですね。辞めたくなるのには理由があります。何か性格上の欠点があるのではないと勘ぐってしまいます。

転職は定年までに多くて5社くらいにした方が良いかもしれません。一つの会社で平均7~15年は勤めた方が良さそうです。
また、年収(給料)を上げやすい年齢というのがあります。ずばり35歳以下です。
22歳で社会人になったとすると、最初の会社で5年27歳まで働き、次の会社で7年34歳まで働き転職し、最後の転職を40歳くらいと計3回くらいの転職が一番効率的な年収(給料)の上げ方のモデルと私は考えます。

また、会社側が年収(給料)を決める時は大体前職の年収のプラスαと考えます。このプラスαを増やす方法はたった一つで、自分の能力をPRすることだけです。
転職前の会社で経験やスキルを最低3つ得た後に転職するのが理想的だと言えます。

給料が高い接客業ランキングが知りたい方はこちら

同じ業界でも企業によって年収は違うのか?

結論で言いますと、同じ業界でも企業によって年収が随分違います。しっかりと調査をして転職活動をした方が良いです。

例えば、厚生労働省「賃金構造基本統計調査(2021年)」によると、宿泊・飲食サービスの”全企業”の部長の年収は647万円となっています。これを宿泊。飲食サービスの”大企業”の部長の年収とすると716万円となり約70万円も高くなります。大企業でも高い企業と低い企業がありますので企業によって相当に差があると考えても良さそうです。

接客業の中で1番給与の高いパチンコ業界のおすすめ企業ランキング

接客業の中で5番目に給与の高い居酒屋業界のおすすめ企業ランキング

転職で年収(給料)を上げる人の3つの特徴

転職で年収(給料)を上げる方には3つの特徴があります。

1.自分の能力を磨いている
2.コミュニケーション能力が高い
3.自己PRが上手い

1.自分の能力を磨く人

目標のある人とない人とではどちらが早く成長するでしょうか?
目標のある人ですね。
目標のある人が成長をします。年収(給料)を上げる人は毎年自分の目標を明確にしています。どのようなスキルや能力を高めるのか?をスタート時点で決めています。

例えば、コミュニケーションスキルを高めたいとか、リーダーシップやマネジメント能力を高めたいなどです。皆さまも年初に自分の目標を一つ決める習慣を持ちましょう。
それが年収(給料)のアップに関わってきます。

2.コミュニケーション能力の高め方

仕事のコミュニケーションと遊びのコミュニケーションはまったくの別物です。遊びの時は、楽しい人・明るい人という性格でコミュニケーション能力を判断されることが多いようです。
しかし仕事のコミュニケーションの場合は、先ずホウレンソウ、報告連絡相談が必須です。
これをしなければ明るく楽しい性格をしていてもコミュニケーション能力は低いとされます。

次に部下や後輩、他部署の方へわかりやすく説明する能力もあります。
さらに、聞く力、質問力、巻き込み力、PR力、という上級なコミュニケーション能力もあります。仕事上のコミュニケーション能力は性格ではなくテクニックとしてのコミュニケーションが求められます。テクニックなので学べば誰でも出来るようになります。

コミュニケーション能力は企業が求める人材ランキングでも1・2を争う能力です。年収(給料)を上げる為には仕事のコミュニケーション能力を磨く必要がありますので、テクニックとしてコミュニケーションを学ぶとよいでしょう。

企業が求める人材ランキングへリンク

3.自己PRを上手く出来る様にしょう

皆さまは「自分の強み」を棚卸ししていますでしょうか?年末年始のタイミングで自分の強みを棚卸しすると給料は増えます。
何故かというと事前に自分の強みをPR出来るようになりますし、相手に意識してもらう事も出来るからです。皆さまの友人で凄い能力があるのにも関わらず、その方に「自分の強みは?」と聞くと強みがわかっていないという人いませんでしょうか?
意外と人は意識をしないと自分の強みがわからないものです。年に一度は自分の強みを棚卸し、年収(給料)を上げる為のPRが自然に出来るようにしておきましょう。

強みを意識すると、強みがさらに強化されます。強みをPRすると、強みに関する相談が増えます。相談を解決すると、また強みが強化されます。
まずは強みを棚卸し、意識することから始めて下さい。

年収(給料)を上げる方法は9つしかありません。この中で2~3個実践するだけで成果が変わってきます。計画的な年収アップを実行して行きましょう。

年収(給料)が低い人の3つの特徴

1.年収(給料)の低い業界や企業で働いている。
2.誠実でない
3.基本的なルールを守れない

1.年収(給料)の低い業界や企業から抜け出す

特別な資格やスキルはないけど“ハートはあるぞ!”という方は接客業が向いています。
接客業の中でも年収の高い業界と低い業界があります。

年収が高い接客業界ランキング>

※平均年収情報は『求人ボックス 給料ナビ』の情報を記載しています。実態と差異が生じていることがあります。(求人情報の為少し低目になっています)

総合1位  パチンコ383万   
総合2位  カラオケ455万   
総合3位  フィットネス380万 
総合4位  家電量販店350万  
総合5位  居酒屋399万    
総合6位  レストラン375万  
総合7位  美容院350万    
総合8位  マッサージ372万  
総合9位  旅館367万     
総合10位 コンビニ368万   

平均年収の出典:求人ボックス 給料ナビ

選択を間違ってしまい年収が低いという事は多々あります。年収の高い業界の、年収が高い企業に転職するという選択肢もあります。

平均年収だけでなく、店長の平均年収も知りたい方はこちらへ

2.誠実でない

誠実でない方は社内で評価され難い傾向があります。年収を上げる王道は、今の会社で昇進して、その後転職をする事です。
誠実でない人でも会社では誠実な自分を演出することが出来ます。そのような方は意外と多いものです。
誠実な人とはどういう人でしょうか?
誠実な人とは、嘘をつかない、約束を守る、人を差別しない、悪口を言わない人です。
頑張れば出来そうですね!
皆さまも人ですから、二日酔いの日もあれば何となく会社に行きたくなく遅刻するなどあると思います。その時に嘘をついていないでしょうか?

例えば、熱が出たとか、電車が止まったとかです。
実は嘘はバレます。一度ならバレませんが繰り返すとバレます。上司はワザと見逃しているだけなのです。嘘をつく人だとレッテルを貼られるくらいなら正直に話した方が良いこともあります。会社の社風や上司にもよりますが、「二日酔いなので休ませて下さい」とか「気分が乗らずに遅れてしまいました。でも今は気分を持ち直しています」などと正直に言った方が好印象な事も多々あります。人はミスをするのですから・・・

誠実じゃないと思われてしまうと昇給は難しくなりますので、注意して下さい。

3.基本的なルールが守れない

基本的なルールとは何でしょうか?
基本的なルールとは、時間や挨拶、礼儀になります。電車が少し遅れるだけで毎回遅刻する。しかも遅れた報告や挨拶も疎かにして席につくということをしていませんでしょうか?
電車が30分遅れれば遅刻することもあるでしょう。しかし10分ほどの遅れで毎回遅刻をしていては準備が足りない。結果が出ていないと思われても仕方がないのではないでしょうか?皆さまが楽しみにしているスポーツ観戦、電車が遅れて遅刻しますか?ということですね。
意外と人は見ています。時間を守る、ルールを守ること、そしてミスをしたら謝ることをすると良いと思います。
能力はあるけど、昇進しない人はこのようなところを疎かにしていますので、自分に当てはまらないかをチェックしてみて下さい。
給料が低い人に該当しない様に仕事上の自分を演出してみて下さい。
年収を上げることに比べれば、そんなに難しい事ではありません。少し注意をして実践してみて下さい。

ここでは年収(給料)を上げる方法を解説してきました。

王道は昇級しながら転職を3~4回すること、計画的に行う事です。また給料にあった能力を持つ事が大切です。 逆に能力以上の年収になり、会社に居ずらくなった、転職が出来ないという事もありますの